決定版! PALM プレビュ〜

もう読むものがない!?
PALMを読め!

本や映画はおもしろきゃいいと言ったって、オモシロさを追求したハナシがそんなにオモシロイかというとそうでもないし、やはりそれだけではなんか物足りない。
本当は「人間てすごい!」「人生ってすごい!」「生きてるってスバラシイ!!!」と雄叫びたくなるような作品と出会いたい!
「本気」なパワーを感じたい!

そんな人たちに絶対オススメなのがこのPALMだ。
人と時代が織りなす一代 クロニクル

PALMといえば大河物と呼ばれてきたが、なんだか時代劇みたいでピンと来ない。
そこでクロニクルという新ジャンルを提案したい。
作品の壮大さ、一世紀という長い時間の中を3人の主役を中心に行きつ戻りつするストーリー
作者によると、「PALMで過去編や回想シーンと現在のストーリーのつじつまが合うのは心霊現象」だそうだが、はじめは「何言ってんの?」と思ったほど、はじめから話を全部作ってから描いているとしか思えないほど伏線(のように全部見える)が幾重にもからみあっている
時代が交錯する話をランダムに書いて矛盾がほとんど出てこないなんて(作者に解説されるとあるにはあるけど)絶対ムリと思うが、それでもパズルがきっちり埋まっていって、絵が次々出て来る感じがすごい。他ではなかなか味わえない醍醐味だと思う。
やめられないほど夢中になりたい!
PALMを読め!

PALMインテリ向け、読むのにIQが必要、ムズカシクない?ちょっとついていけない、等のウササが立ってるらしいが、そんなことはややアル。
でもいったん読み始めると、なぜかスラスラ!ぐんぐん読めてしまってやめたくてもちょっと止まらない
待ってくれ。考えたら作者は中卒なんだよ。高校行ってないから高校中退のオレの相方のほうが学歴上じゃん(スミマセンセンセイ)。彼女にもわかる(スンマセン)易しいムズカシイ話なんだよね。
でもセンセイ、「愛でなく」のジェームスのセリフとか読んで、人ごとみたいに「ほんとムズカシイね。」とか言うのはやめてくださいね。なんか薄気味悪いっス。
フツーの漫画に飽きた
PALMを読め!

最近何を見ても読んでもパっとしない。意外なドンデン返しとか言ったって最初からわかっちまうし、なんとかの謎とか感動のなんとかとか聞いても、もういいいかなー、って感じ。
そんな倦怠感には絶対PALMだ!
獸木野生だってずっとエンターテイナーとかストーリーテラーとかあおってもらってるが、でもそれ以上に一味違うし、ありきたりじゃない。連載だとマジで次回の予測がつかないんだよ。台詞だってありきたりだなーと思ってると、何コマも行かないうちに「そうきたか!」って感じになってくるし、特に長く読んでるとストーリーがほんとにとんでもない方向に行って、でもちゃんと繋がって来て「うおー」とひとり走り回ってしまう。ビックリさせてくれるとこはエンターティメントだけど、娯楽を超えた快楽なんだ。
説明がむずかしいから、人とカンタンにわかちあえないところがまたウズウズだね。
漫画より映画や文学が好き
PALMを読め!

PALMは映画、特に洋画好きにおススメだ。
作者が映画ジャンキーで主に(たぶんPALMを書くために)ハリウッド映画を主食にしていたためか、日本人からみると外国の描写がかなり自然で本格的に感じられる。
日本人なら耐え忍んで当然、こらえて当然みたいな状況をガンガン突破してくれるので、「インターナショナルへの道は遠いかな」と思いつつ、どこかスカッとしたりする。
手法も近年流行の複雑な構成のカルト映画を彷彿させる(作者はそれはカート・ヴォネガット(作家)の影響で、監督たちも彼とか後続の影響を受けてるのだと言っているケド)(まだ読んでない人には重要じゃないと思うがそこは外すなと言われたので書いたネ)。
洋画に慣れていない邦画派の人にはとっつきにくいかも知れないが、逆に漫画っぽくないので漫画を全然読まない人や、文学派にもおすすめできる。
そんじょそこらのギャグでは笑えない
PALMを読め!

PALMシリアスというか、結構「号泣する系」のハナシなんだけど、同時に大爆笑コメディでもある。
「星の歴史」みたいなコワい話の次に「オールスター・プロジェクト」みたいなコメディ仕立て(?)の話を持って来る立ち直りのすごさに象徴されるように、物語が過酷だからこそ出て来るスレスレのギャグがほんとにすごい。単に笑わそうみたいなギャグと違って、居直って前に進もうというパワーっていうか、生き残りがかかってるみたいな不思議な「真剣さ」が腹にガツンときて、歯を食いしばってても笑っちゃう。
特にカーターとジェームスのお笑いはおもしろいけど、あのふたりが一番ひどい人生経験してて、ヤケクソパワーがハンパじゃないからなんだね。
泣いたり笑ったりを繰り返すんで、腹筋の運動にもなるよ。
ドラマチックはいいけどジメジメしたのは嫌い
PALMを読め!

便宜上少女漫画に分類されてるPALMだけど、感情や情緒の表現がカラっとしてベタベタ感がないので、男性や幅広い年齢層にもOKだと思う。
特に「オールスター・プロジェクト」や「愛でなく」からの後半のハナシは、社会的・テクニカルな内容やアクション、サスペンスが多くて、このあたりから男性読者の割合が増えて来たらしい。
というかもう少女漫画に分類するのはかなり苦しいかな。男性視点の恋愛描写とかは「ほんとに女の人が書いてんのかなー」と思うとこもあるよ。
人間が好きだ!!
PALMを読め!

いろいろ書いたけど、PALMの魅力はやっぱりキャラクター。
ありえないような設定で、ぶっとんだ生い立ちのキャラばっかなのに、つまりすごく漫画的なのに、ずっと読んでると、本当にその辺に実在してるんじゃないかと思えてくる
メインのキャラだけでなく、脇役もみんな個性的だし、ちょっとしか出てこないような人物もいい味出してる。ものすごい数の登場人物なのにみんな存在感あって、しかもあんまりやな奴がいない
いや、すごい悪役とかはいるけど、でもそれなりに作品のメンバーになってるっていうか、ある意味仲間みたいなんだよね。
PALMのメインキャラはみな我が道を行くタイプとか、協調性がないとか、押しが強いとか、クセがすごいとか、近くにいたら大波乱みたいな奴らばっかだけど、彼ら同士は本当に仲がいい(たまによすぎるくらい)。どこかみんな素直で優しいし、「ああ、いいヤツなんだな。」と思えるとこが絶対ある。
気がつくと「こんなに信じて想ってくれる友だちに囲まれて楽しく暮らせたら」なんて思っちまう。

PALMは一回買った本を何回もループで読めて、その度に新しい発見がある「お得」な話だけど、何度も読みたくなるのはあの仲間たちにまた会いたくなるからなんだ。

ほんと、絶対クセになるよ。そして絶対後悔はしない。
迷ってないでさっさと読もう!


さあ買うぜ!COMIX LIST買っちゃえ!
買っちまえ!!

かっこいいけどよくわからない PALMプレビュー を見る
読んでないけど 即席プレビュー で読んだフリする
いきなり PALM全話の作品解説 にいってガクゼンとする
いやその前にギャラリーで絵を見てみっか
ポストカードギャラリー
英語のPALMプレビューもとりあえず見てみたい

PALMのハイライトとかををチラ見してみる?
あるはずのない海
星の歴史
オールスター・プロジェクト
愛でなく
午前の光
蜘蛛の紋様
ナッシング・ハート

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