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とうとう私の中でリュミ様から”様”が取れた

小説『青は遠い色』


 やっとです。中堅恋愛三部作、完結。リュミエール様です。
 岸田はオスカーファン、WONはオリヴィエファン、ならば何故に「炎&夢」のHPにしないのか、ということをわりと言われたりします。信用ならんかもわかりませんが、私達二人、ほんっとーにリュミも好きなんですよ・・・。この「3人」でなければダメなんです。はい。ただやはり、二人ともにファーストではないという事も事実としては揺るぎ無く(^^;、私とWONは「3人」という関係性の中でのリュミを見ることはできても、この方を単独で考えるということはほとんど無かったわけです(申し訳ないです、リュミファンの方々。しかしここは正直になったほうが)。
 だもんで蓋開けてみたらもー大変。まあどの方のお話もそれなりに苦労はしてんですけど、段違いでした、この方。書きたい気持ちは強くある、しかし、この方の女の好みすらよくわからない、というていたらく。オフィシャルの設定でも「優しい女性」とか言っちゃって、それって好み無いって言ってんのと同じじゃん!とかわけもなく怒ったりして。
 女の好みに限らず、かれこれの踏み込みの甘さから、やはり迷うところも多くあって。そこをクリアするに、初めてWONの力添えを借りました。以前放談で「岸田は完全原稿しか渡さない」という事は言ったんですが、この話は初めて、制作過程の粗書きのような段階の原稿をWONに渡して、いろいろとアドバイス等を貰って、またそれを参考に書き込んで、てなことを繰り返しました。創作するのを出産にたとえる人はよくいますが、それにならえばこの話、WONが立ち会い出産してくれたよーなもんです(笑)。到底私ひとりでは生まれなかった話なのでありました。
 二人で息を合わせて苦労して生んだ「中堅愛好会でのリュミエール」は、そりゃもう可愛くて(笑)一気に愛が深まりました。それまで私はこの方のことを「リュミ様」と呼んである意味距離を置いてしまっていたのですが、すっかり今じゃ「リュミちゃんよー」ってタメ口きけるくらいなノリです。ってそれ間違ってんじゃないのか。良いんです、あくまで「中堅愛好会の」って但し書き付ですから(超身勝手)。
 この話を書いたことで、やっと「中堅愛好会的3人」というののキャラ紹介が終わったような気がしてます。長いよ、しかもオリヴィエにはやり残した感が・・・ってすんだことは仕方ない(笑)。オフィシャルとは既に違ってしまっているのかもわかりませんが、ここではこれ、ってことで以後よろしく。誰にもの言ってんだ・・・。
 お相手の女性について。
 マニエラちゃんは私達の間では通称・・・・「バカ」(笑)。いや、勿論愛を込めての呼称ですー。ちなみにリュミもこの話においては「バカ」(おい!)。勝手に話捏造してその態度はねーだろと自分でも思いますが。話中での炎夢と私達含む4人で、マニエラ&リュミのことを「バカバカ、もうホンット馬鹿、ばかたれ〜〜〜い!」って言ってるよーな小説です、これ。もー何しのごの言ってんだよう、ごたく並べてる場合じゃないよー!!ってみんなで。愛あってのことです、勿論。愛あるっていやぁ許されるとか思ってねーか??
 で、マニエラちゃん。真面目な良い子です。ちょっと考えが浅いだけで(笑)。初めての元気溌剌系の女の子で、前二名とは全然違いますねー。リュミの恋愛を考えた時「相手とどっちがイニシアチブを取るんだろう」って思い悩んだのですが、結果は同じ歩幅で歩く女の子でした。娼婦という設定が凄かったという感想を多々いただいたのですが、自分でもなんでそんな設定にしたのか、きっかけが思い出せないぞ既に。すまんねマニエラちゃん、そんないい加減なことで。良い絵描いてください(何それ(^^;)。
 しかし、この話で何が楽しかったって、やはり列車のシーンでした。私にはコンパートメントを取って列車旅行という経験はなくて、いつも「世界の車窓から」とかを見ては憧れていたので、このシーンは凄く楽しかったです。後に、WONと「この3人、旅行行くならどんなカバン持ってくのか?」っていうような話でも盛り上がりました。ええ、そんなことで盛り上がれるんです、私ら(^^;。
 ちなみにラストで語られる、炎夢と教祖様との殴り合いは、実際シーンとして書いてたら大変な枚数になってしまっていたでしょう(笑)。『祝言歌』といいコレといい、炎夢の組み合わせだと乱闘シーンを見たくなるのは何故なんだ・・・。 

 

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