大いなる神の手　Great God Hands The Deer

大いなる神の手
Great God Hands The Deer

ＴＨＥ　ＷＯＲＬＤ／作品番号２６

ジャンル／大河物、ファンタジー
ページ数／１７２
掲載誌／徳間書店Chara
全編完成／July.28.2002

キャラクター
エティアス・サロニー……………ＢＷ
ジョイ・ウィルコックス……………ワイルド・ローズ
ソア・レイン……………グレート・ゴッド・ハンズ（ディア）
黒の女王
黒虎
豹々丸（オスカー・ブルームスベリー）
ワイズルフ（賢狼）
ミミ・ホーク（鷹子）
スノー・フレーク……………ジャネット・カーマイケル

●中世、山深い土地に城を構えたＢＷの国が、勢力を広げる人間の侵略を受け、滅ぼされるまでの物語。
最初で最後の中世物で、貴族の衣装や城などの建造物、数々の想像上の生き物、魔物などの設定やビジュアルに重点の置かれた作品。
／★★★

制作エピソード／
作者が幼少に読んで感銘を受けた「子鹿物語」に影響を受けたこの作品は、発想時鹿のみにスポットの当たった短編だったが、たまたま「ケルピー」という種類の犬を飼っていたことと、たまたまお隣さんがスコットランド人だったことから、スコットランドのケルピー伝説を知り、これらの伝説も加えたファンタジーとなった。
ご存知のようにわたしは現代物ばかりを書いてきたので、装飾の施された中世の衣装、複雑な姿の魔物などの描写には、おもしろ珍しいと同時にかなりの時間と労力を必要とし、またこういったものの描写にはＣＧが現代物よりも威力を発揮することを知った。

Oct.2003