スタンダード・デイタイム
side2
Standard Daytime side2

PALMシリーズ第4話
作品番号14
1987年作品

ジャンル/学園物
ページ数/約150
掲載誌/新書館ウイングス
シナリオ着手/Aug.1.86
シナリオ第2稿完成/Oct.23.86
全編完成/Apr.14.87

キャラクター
アンドルー・グラスゴー
ジェームス・ブライアン
カーター・オーガス
アンジェラ・バーンスタイン
シン・ギャラガー
シド・キャロル
ラウル・ポインター
ボギー・ベン 他


●シリーズ第4話「スタンダード・デイタイム」のside2。
side1に引き続き、スランプ中に描かれた、まのびした作品だが、PALMでも獸木野性作品の中でも非常にめずらしい学園物というジャンルで、アンディやアンジェラ、そして彼らのクラスメートを中心に展開するPALM中の異色作(???)だ。
★★

制作エピソード
PALMはなかなか作者でも勝手なことは描けないくらい、ストーリーが必然的に決まってくる話なので、読者の人が「こんなのが見たい!」「こういう風にしてほしい!!」といっても、お願いを聞いてあげられることはほとんどないのだが(もっとも読者の希望と作品の展開は半分くらいは最初から一致してるけれども)、この作品のようなサイドストーリー的な話の時は遊びがきくので、実はこのときお手紙をくれた人の「アンディの耳を出してください」というお願いを聞いて、ちょっとだけその通りにしてみた。わたしが読者の人の手紙で小なりと路線を変えたのは、覚えているかぎりこの時と、「星の歴史」のラストでジェームスがダーク・カラーのコートを着たときに、本当に長年彼を愛し、お便りを送り続けてくださっている元木さんという方が、「ジェームスくん、あのコートはやめてね。」というお便りをくだっさった時の2回だけだ。
それとこの作品では、当時の友だちがキャラクター用にいろいろな洋服のデザインを送ってくれたので、アンディの服の一部と、クラスメイトのコスチュームなどにそれを使わせてもらった。

記録によると、PALMではこの作品のシナリオが第2稿、「あるはずのない海」が3稿まで書かれている。わたしのシナリオは大体1稿止まりなのだが、「あるはず・・・」はともかく、こんな話が2稿まであったなんて、ちょっと驚きだ。
Feb.1998


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