NO.11 「タスク君特集号」 1999年8月号

●みなさんお久しぶりです。獸木でございます。 ご存知の通りわたしにはタスクという息子がいるのですが、彼が小さいころ「たすくくんなんとかかんとか」とかいうタイトルの一連のおちゃらけ版漫画を書いて以来(PALM BOOK収録/正式タイトル「たすくくんいろはにほへと」他)、読者の方にも彼についてのお便りをいただいたり、直接間接的にいろいろかわいがっていただいてきました。 そこで今回はお礼とご挨拶をかねて、タスク君特集を組んでみました。


タスクくん特集


ごく最近のタスク君。1999年7月、ロスのマリナ・デル・レイにて。母撮影。

 

幼少のタスク君。母撮影。

 

 

●パーソナルデータ
生年月日/1981年4月7日 (ジャッキー・チェンと同じ誕生日なのが自慢。でもなぜかフランシスコ・ザビエルも同じ日。)
年  齢/1999年現在18歳
身  長/170ちょい
体  重/56くらい
職  業/高校生
趣  味/ラップ音楽鑑賞、ゲーム、ゴロゴロすること、ルビー(犬)をいぢめる、猫を追う
好きなもの/ブランドもの
好きな色/黒と白
好きな日本のタレント/ダウンタウン
好きなアーティスト/ラップアーティスト全般
将来なりたいもの/ラップアーティスト
なりたくないもの/学校の先生(あまりにもたいへんそう)
謎1/坊主頭でもよく女の子と間違われて、トイレで「すみません」とあやまられる
謎2/通り掛かりの赤ちゃんや子供になぜかよく食い入るように見つめられる

 

●タスク君に質問!
Q1/彼女とのデートの待ち時間に大幅に遅れてしまいました。最初の一言は?
A /ほんっとマジごめん。

Q2/ティラノと面と向かってしまいました。
    相手の気を逸らして逃げるため、何か叫んでください。
A /ゴメン!!
(結局全部平謝り?)

●身びいき抜きの親の評価
顔は親そっくりと言われているが、中身はなぜか硬派の親に似ても似つかない超軟派少年。 通常反抗期といわれる14、5の頃でさえ、ついに無口になることがなかったほどの話し好きで、必要不必要に限らず常にギャグを飛ばす気配りボーイ(?)。
「日常生活に吉本ギャグは要らない」とつれない母の肩をたたいて、「ほんとにお母さんてばボケ殺しなんだから!」なんて言う姿は、どこだかのお笑いタレントをほうふつとさせる・・・

ブランド志向でおしゃれが大好き。お出掛けの際の身支度にはお母さまより時間がかかる。 ラップ大好きで、「ラップおたくで俺の右に出るやつはない!」と自分のおたく度を誇っている。
ディズニー音楽なんかを聞いている超ミーちゃんハーちゃんリスナーの母に「お母さんの音楽の趣味は甘い!」なんて言って、言っても全然わからないラップアーティストの話をえんえんしてくれるくらいだから、なるほどかなり筋金入りのおたくだ。

最近のヒットは頭をストロベリーレッドに染めて、彼女の学校のフォーマルパーティに出席し、ベストドレッサー賞に選ばれたこと。
なかなか楽しそうな青春を送っているもよう。

●タスク君名言集(過去一カ月編)
○「アリスの不思議な物語」でいいんだよね?違う?「アリスは不思議な顔」?」
(「不思議の国のアリス」と言おうとして)(どっちも違います)

○レストランでめずらしいものを食べたとき:「これはどんな味かな?俺の予想だとあんな味なんだけどね。(一口食べて)うーん・・・。少し違うかな。もうちょっと、ね。こんな感じ、ね。」
・・・どんな味かは結局誰にもわからない。

○「ESPってなに?エジケーティッド・ステューピッド・パーソン(高学歴おばか)の略?」

○「(ティッシュペーパーを捜していて)あるはずのないティッシュ。どんなティッシュもみんなゴミ箱につながっている。」

●タスク君ファクト集
元気
タスク幼少期、「ホームアローン(1)」を観た獸木の友人いわく、「主人公のカルキン君のリアクションがタスク君そっくりだったよ。『キャー』とかいって走り回るとこなんか・・・」。その後「ホームアローン」を観て納得。

食いしん坊
小学低学年のとき、水路かなにかでタスクが鯉を釣っていそいそと持って帰ってきた。彼は鯉を今夜のごはんのおかずにする気で、眼を輝かせていたが、もちろん鯉など誰にでも簡単に料理できるようなものじゃないので、釣ってきた場所に放してくるよう命じたところ、鯉食べたさのあまり泣き出してしまった。
この話を聞いた当時の知人いわく、「釣った魚を飼うつもりでいて、おかずにされて子供が泣くという話はよく聞くような気がしますが、食べたくて泣いたという話はめずらしいような・・・」

立場が逆?
今うちにいる犬は、タスクが生まれてから初めての飼い犬になるのだが、飼い始める際に、タスクの猛反対にあった。彼は猫しか飼ったことがなかったうえ、犬に噛まれた経験があったのだ。
いろいろ問答した末彼いわく、「ふつうは子供が犬ほしがって、親が反対するもんだよ、お母さん。どーしてうちは親が動物飼いたがって、息子が反対してんの?」
その彼は今は旅先でも犬を見つけてはかまいたがるほどの犬好きだ。案ずるより生むがやすしなのだよ、タスクくん。

アイデア提供
中編作品「青また青」にでてきたエバン君の、食パンのふちを「がー」食べて、「歯車〜〜〜!!!」とやるやつは、タスクのオリジナルギャグ。
またジェームスのギャグとして一部で知られている「アルミ缶の上にあるみかん」も、元の出所はタスクです。

アシスタント?
基本的にタスクはお母さんの漫画の仕事の手伝いは一切しませんが、母の記憶能力がおとろえ、PALMの巻数が増えた現在、「以前ちょっとだけ出てきた人をまた描かねばならない」など、過去のシーンの資料が必要になったとき、記憶力だけは抜群のタスクは仕事部屋に呼びだされて「ちょっと、だれそれが出てきたの何巻だっけ?」と「PALM生き索引」として使われることがあります。
また、うっかり仕事部屋を通り掛かると、「ちょっと、これ持って手をこうやって上げて。はい、そのまま。」と、インスタント・モデルにされる場合もあります。

タスク君とルビー・ブラック。オーストラリア出国寸前の写真

1999年7月


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