2000年6月21日をもちまして、それまで使用しておりましたペンネームを「獸木野生(けものぎやせい)」と改名いたしました。

ご存知(かどうか)のように、旧ペンネームは20年ほど前に離婚した男性の名前の部分を拝借したもので、かなり早い時期から「死ぬまでには何としても変えなくては」と考えていたのですが、なにぶんひとつのシリーズを書いているためになかなかタイミングがつかめず、今に至ってしまいました。
PALMシリーズが長期休載に入り、新しい出版社での新シリーズ連載が決定したこの機会を逃せば、二度とチャンスは訪れないと考え、改名に踏み切っております。

旧ペンネームは、本人にとっては長い長い間、自分の名前と思うこともなかった名前ですが、読者の方々は当然この名前に恨みがあるわけでも何でもなく、慣れ親しんだ音と形であると思います。
しばらくは奇異に感じるかもしれませんが、旧ペンネームを決定した時期はわたしにとってもかなりの混乱期であったこと(獸木野生の作り方参照・・・)、また急にデビューが正式決定したため(ペンネーム無しで、次号でのデビュー予告が載ったあと知らされたので、最高2か月以内の告知だったと思われます)ペンネームを考える時間もあまりなかったことをご理解いただき友だちが結婚して名前が変わったと思って、祝福していただけると、たいへんありがたく思います(そういえば、改名の件をホームページ・デザイナーの中島さんにそろそろ打ち明けようと思っていたころ、中島さんから「伸さんから『名前が変わります』と言われる夢を見たんですが、まさか結婚なさるのでは?」というメールをもらってびっくり仰天、「結婚はしないけど実は・・・」と、この件を切りだしたものでした)。

商業誌のほうでは、2001年の徳間書店での「THE WORLD」連載開始からの改名をお願いしており、新書館のほうでも調整を開始していただいています。 PALMシリーズは単純に、単行本再版分またはPALM第8話から、単行本の表紙の名前が「獸木野生」になるだけで、特別な変化や読者の方に影響するような混乱はないものと思われます(背表紙に同じように収まるように字数を合わせてあります)。

新しい名前は、なにしろデビュー以来ずっと時間があったので、それはじっくりと考えてつけさせていただきました。
なぜこの名前なのかは、わたしの作品を読んでいる人ならすぐにピンとくると思いますが、好きな漢字の言葉を連ねたものです。

「野生」は自然と自由、「獸」は大好きな動物と力強さ、で、「獸」と「野生」があまりにどう猛なので、「木」でちょっとおとなしさも添えてみました。
「獸」は「獣」の旧字ですが、これは単にこのほうが字数が安定していたからです。
この名前なら、この先誰かと恋に落ちるなどなどの紆余曲折があったとしても、名前がダブることは絶対になく(実は上の名前のみならず下の名前のほうもある異性とダブってスポイルしてしまっていたのでした)、もう改名はありえないと断言できる唯一の名前と確信しております。

2000年7月現在、ホームページBIGCAT Studioでは、トップページを始めいくつかのサイトをすでに改名済ですが、今後何回かにわけて、ほぼすべてのサイトを訂正してゆく予定です。正し、What's going on!?の今までの読者投稿分については放置する計画です。

では、新しい名前になったところで、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

2000年6月21日
獸木野生

追記1(2002年4月28日)/
特認ファンサイトの管理者の方々、リンクを張ってくださっているみなさんには、改名の際に速やかにご協力いただき、たいへんありがとうございました。
2002年6月21日を持ちまして改名より2年となりますので、当サイトでは2002年4月更新時より旧ペンネーム表記を廃止いたしました。 リンクを張っていただいている皆さまにも、ついでの時などに修正していただれば幸いです。 


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