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 恐るべき子どもたち

SASAは初めて会ったときから
得体の知れないプレッシャーを、周囲に撒き散らしていた。

高校生 ザ・シャムは
サンハウスを筆頭に、シーナ&ザ・ロケッツ、山部善次郎、
モッズ、ロッカーズ、モダンドールズ・・・・・、
一連のバンドマン達とは異なっていた。

博多のそれと分かる典型的なイメージとサウンドとは
自ら一線を引いていたかのように
独自の路線を突き進んでいたザ・シャム。

中でもボーカルのSASAから発散されるオーラは
黄金の輝きをもっていた。

SASAは常に遥か彼方のゴールを見据えていたように見えた。
博多での活動は、通過点にすぎず、
その先の世界こそ、彼の個性が生きるに違いないと
自他ともに感じていたのではないだろうか。

SASAは、ザ・シャムの活動の全てを
自分のイメージで貫き通していた。
特にモダンドールズと共通するイメージ戦略への拘り。
SASAの鋭い感覚は、
ともすれば博多の観客が追いついていけないほどの
洗練されたものだった。

まさに、ザ・シャムは、
私にとって「恐るべき子どもたち」だったのだ。

あれから何年経っただろうか。

2004年9月23日
SASAはモッズのステージの上にいた。
数分間のパフォーマンスの中に
SASAの生き様を見た気がした。

モッズとSASAが一体となった瞬間だった。

テレビで見かけるエンターテインメントよりも
遥かに高品質のそれが体験できるSASAのライブ。

その現実に矛盾を感じずにはいられないのは
私だけではないだろう。

日本のエンターテインメントを支える人たちが
成熟するのを待つしかないのか。
・・・・・・・・・・・。

この日の彼もやはり
「恐るべき子どもたち」のままだった。

SASAも、博多が誇るミュージシャンの一人だと
世界中に叫びたい気分だ。

( 2004.09.23 BERO )



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